AI詐欺にだまされない人がやっている、AIの基本知識3つ
みなさん、こんにちは。
五反田明駿です。
本日は、AI詐欺にだまされない人が、共通してやっているAIの基本知識3つをお話しします。
AIを使った詐欺が増えています。でも、同じニュースを見ても、だまされにくい人とそうでない人がいます。その差は、才能ではなく「知っているかどうか」です。難しい話ではありません。今日お伝えする3つを知っておくだけで、かなり変わります。
「AIは怪しい」と感じている人ほど、この3つを知っておく価値があります。漠然と怖がっているだけだと、いざというとき判断できません。逆に、具体的に「何ができて、どこが危ないか」を知っていれば、必要以上に怖がらずに、冷静に対処できます。専門用語は使わずに説明するので、AIに詳しくない方も安心して読んでください。
基本1|動画も声もAIで作れると知っておく
まず覚えておきたいのは、
AIで人の顔や声に似せた
動画・音声を作れるということです。
警察庁は、ディープフェイクを
AI技術を使って偽の動画や音声を作る技術と説明し、
詐欺などに悪用されるおそれを示しています。
首相官邸も、会見映像を悪用した偽動画から
投資詐欺などへ誘導される危険を注意喚起しています。
そのため、口の動きや声に違和感がないことだけで、
本物だと判断するのは安全ではありません。
「動画や音声は確認材料の一つ」と考え、
ほかの情報と照らし合わせることが大切です。
こんな場面では一度止まる
- 著名人の動画から投資や送金を勧められた
- 家族らしい声で急な金銭の依頼が来た
- 動画内のリンクから外部サイトへ誘導された
本物らしさではなく、
お金の要求や外部への誘導がないかを見ると、
立ち止まるきっかけを作れます。
基本2|AIの回答には誤情報が含まれると知る
生成AIは、読みやすく自然な回答を作れます。
しかし、自然に読めることと、
内容が正しいことは別です。
IPAは、生成AIがもっともらしい誤情報を出す
「ハルシネーション」があり、
完全に防ぐ方法はまだ分かっていないと説明しています。
数字、出典、制度、人物名などは、
信頼できる情報源で確認する必要があります。
「AIが分析したから確実」
「AIが選んだので間違いない」という説明も、
それだけでは根拠になりません。
誰が、どのデータを使い、
どのように確認したのかを見ることが重要です。
数字や事実を確認する3ステップ
- 元の情報源が示されているか確認する
- 公式サイトや公的機関の情報を開く
- 日付・数字・条件が一致するか見比べる
出典名だけ書かれていても、
実際のページが存在するとは限りません。
リンク先まで開いて確認してください。
基本3|本人確認は別の経路で行う
動画や音声だけで判断しにくい場合は、
連絡が来た経路とは別の方法で
本人確認することが重要です。
家族を名乗る電話なら、いったん切り、
普段使っている番号へ自分からかけ直す。
企業や著名人の発信なら、
送られてきたリンクではなく、
自分で公式サイトや公式アカウントを探します。
ここで大切なのは、
相手が示した電話番号やURLを
そのまま確認先にしないことです。
自分が以前から知っている連絡先や、
自分で探した公式情報を使ってください。
「急がせる言葉」を確認の合図にする
詐欺では、冷静に考える時間を減らすため、
「今すぐ」「今日だけ」「誰にも言わないで」など、
行動を急がせる言葉が使われることがあります。
急かされたときほど、
いったん画面や通話から離れ、
家族や同僚に相談してください。
送金や契約の前に時間を置くことが、
被害リスクを下げる行動になります。
家族や社内で確認ルールを決めておく
疑わしい連絡を受けてから考えるより、
事前にルールを決めておくほうが行動しやすくなります。
- 金銭の依頼は別の連絡先で確認する
- 重要な送金は一人で決めない
- 不審なURLや添付ファイルを開かない
- 判断に迷ったら警察や相談窓口を利用する
AIに詳しくなることだけが対策ではありません。
迷ったときの行動を共有しておくことも、
大切な備えです。
避けるだけでなく、知識を判断材料にする
AIを使わない選択をしていても、
AIで作られた情報に出会う可能性はあります。
だからこそ、何ができる技術なのか、
どんな限界があるのかを知ることが役立ちます。
知識があれば、すべてを見抜けるわけではありません。
それでも、動画だけで信じない、
数字を確認する、別経路で本人確認するという
具体的な行動につなげられます。
まとめ
AI詐欺に備える基本は、
①動画や声もAIで作れると知る
②AIの回答には誤情報が含まれると知る
③本人確認を別の経路で行う
この3つです。
さらに、急かされたら立ち止まり、
送金や契約の前に誰かへ相談してください。
まずは今日、家族や社内で、
「金銭の依頼は別の連絡先で確認する」
というルールを共有するところから始めてみてください。
※本記事は一般的な情報整理を目的としています。
被害が疑われる場合は、警察や関係機関へご相談ください。
五反田明駿(ごたんだ めいしゅん)
ワイズ株式会社 代表取締役社長。
Webマーケティング、営業代行、インサイドセールス、
人材育成を手がけるかたわら、
AIを実務でどう活かすかを伝えるスクール
「AcademyAI」を運営しています。
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